2012年11月の記事 (1/15)

帯広三条高校合唱部,全国2連覇の秘密.3

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写真:帯広三条高校 2011年8月撮影

 十勝毎日新聞が,3回の特集記事で,10月27日に鹿児島市で行われた 第65回全日本合唱コンクール全国大会 のAグループ(8人以上32人以下)で日本一を達成した 帯広三条高校合唱部の強さと理由 に迫っています。

 なお,リンク元の十勝毎日新聞【課題曲「無門『約束から』」(音声ファイルwma)】
をクリックすると,実際の美しい合唱の音声が聴取できます。 下記URLからお入りください。
http://www.tokachi.co.jp/feature/201211/20121124-0014132.php

 また,朝日新聞の記事で,帯広三条高校と札幌旭丘高校(Bグループ/32人以上)の文部科学大臣賞受賞の様子が画像で見られます。
参考:朝日新聞「合唱コンクール、帯広三条と札幌旭丘に大臣賞 高校部門」 
http://www.asahi.com/edu/suisogaku/contest/SEB201210270001.html

 十勝毎日新聞が,「【栄冠の歌声♪帯広三条高校合唱部 全国2連覇】(下)」 と伝えています。
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 歴史ある第65回全日本合唱コンクール全国大会(10月27日、鹿児島市)で、全国各地の強豪校14校のトップに2年連続で輝いた帯広三条高校合唱部。1967年から2002年まで同部顧問を務めた加藤靜一さん(71)=帯広合唱連盟前理事長=は「大会審査では、公平性を保つため毎年審査員が代わっているので、2年連続の価値は大きい」と偉業をたたえる。

部や少年団減少
 一方で、教員退職後も地域の合唱指導に力を注いできた加藤さんは、ある種の寂しさを感じている。加藤さんが顧問を務めた初期、市内には帯柏葉、帯南商業、帯北、帯大谷などに合唱部があり切磋琢磨(せっさたくま)していた。現在は帯三条と帯柏葉、中学校にいたっては第一中の1校のみに減った。「十勝は決して若い世代の合唱が盛んとは言えない」(加藤さん)からだ。

 かつてはほとんどの小学校にあった合唱少年団は、明和、柏、森の里、稲田、緑丘のみ。市内の小・中学生を中心とする合唱少年団の発表会(9日)に、稲田小合唱少年団OGとして出演した南町中学校1年の西條玲奈さん(12)は「皆、歌うことは好き。合唱部があればいいのにと今でも思う」と残念がった。

 帯三条合唱部OGで、帯広合唱連盟の沖田道子理事長(63)は「学校で音楽の時間数が減り、どちらかといえば吹奏楽が好まれる傾向にある」と語る。ただ、中学校の文化祭では必ず合唱コンクールがあり、沖田さんは「クラスが一つにまとまるなど、学校では教育的効果を感じているはず。三条の日本一を契機に、指導者も子供もぜひ目標にしてほしい」と話す。

 帯三条合唱部の豊田端吾顧問(43)が今月7日の十勝教育研修センター主催の研修講座で講師を務めたところ、管内小・中学校の教諭25人が参加し、終了後も熱心な質問が相次いだ。豊田顧問は「小・中学校でも本当は合唱をやりたいが、具体的な指導法を学ぶ場がなく悩んでいると感じた。私の経験が少しでも役立つのならば協力したい」と意欲を見せる。

地域の財産に
 豊田顧問は、合唱指導に携わるこの10年で、子供たちの感性や、自分の思いを適切に表現する能力が、著しく低下したと受け止める。「子供も時間に追われ、道端のタンポポに思いをはせるような余裕がなくなっている。合唱とは他人が書いた歌詞を理解する。詩の内容と、自分の生活経験を重ね合わせる作業そのものが感性を磨く。合唱で子供を教育することは人間教育。生きる上で大事な核の部分に触れることだと思っている」と熱く話す。

 沖田さんは合唱の魅力を語る。「歌で励まされたり、歌で時代を思い出すこともできる。子供から高齢者まで生涯歌える合唱は、地域をつなぐ」。十勝で育まれた全国一の三条の歌声が、地域の財産として生かされることを、多くの関係者が願っている。(酒井花、山岡瑠美子)

第65回全日本合唱コンクール全国大会
課題曲「無門『約束から』」(音声ファイルwma)
全日本合唱連盟、ブレーン提供

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以上引用:十勝毎日新聞ニュース 2012年11月24日の記事
http://www.tokachi.co.jp/feature/201211/20121124-0014132.php
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